2022年11月3日木曜日

メガゾーン23に感じたプロのレベル


 

久しぶりにメガゾーン23(アニメ)を見た

1985年 メガソーン23

普通に放送される形でなくOVAというビデオ専用で作られたアニメ
U_NEXTにあったので見た


なんというか、最近のアニメと違って密度が濃いなぁ
1時間という限られた時間内で、どれだけ盛り込むか、かっこいいシーンを入れるか
設定を見せるか、女の子、メカ、エロも入れるか(?)
制作者の強い意欲を感じる
今みたいに創作の機会が多く、好きなだけ長編を作れる環境じゃなかっただろうから、このチャンスに全てぶち込むという感覚だったのかな



このメガゾーン23が発売された時、私は高校生(18)
パソコンで遊び、アニメや漫画に夢中で、オタク街道まっしぐらの頃です

いつか自分も創作活動というか、そういう事に憧れていた
まぁ、本気ではなく、全オタクと同様に2次創作的に・・
いろいろ妄想はしていた

で、このメガゾーン23は、そんな妄想に強い刺激を与えてくれた
いやぁ、たまらん

  • 1980年代の東京だが・・実は巨大宇宙船の中という
  • イブというアイドルが人気だが・・彼女は実在していない
  • ガーランドバイクという巨大ロボより親近感?を感じる素敵メカ
  • 軍部のクーデータ、外敵の襲来
と面白要素満載

最初のメガゾーン23は、主人公が軍部に逆らって敗北して終わる
凄い設定を見せられ、これからどうなるの? 何もかも謎のまんまという




で、メガゾーン23の続編が出ると聞いた時
私は考えたよ
どんな物語になるんだろう、あの続きをどう作るんだろう
自分だったらどうするかなぁ
わくわくと考えた

で、プロットみたいなのを作ったんだよ
自分の考えるメガゾーン23の続編

ちゃんとした物でなく、ノート数ページで書いたネタ帳みたいなレベル
どんな物語を作ったかはあんまり覚えていない
主人公がイブと共に軍部と戦って・・うんぬんかんぬんだったかなぁ
ベタといえばベタだが
そこそこ自分でもかっこいいぞと自信があったのだけは覚えている

ふふふ、俺もなかなかやるじゃんと

そして
1986年 メガゾーン23part2

予告情報を見ると絵柄が変わっていた
アニメちっくで(大好き)なのから、シリアス系にかわっており、正直、えーーと思ったり
これは駄目かもしんないなぁと、上から目線で見ていた

が・・・実際に見たら

驚愕した

なにこの物語、展開、設定・・・凄すぎる
自分の考えたチープな物語なんか、たぶんこの時に記憶の中から消え去った

プロが作る物語って凄い、かなわない
そんな強烈な印象を受けた

・・・

・・




その後、自分も運良く創作活動にかかわれるようになり
物語作りを作る立場となったが

プロとして物語を出すのなら、素人が想像する展開を越えない(裏切らないといけない)

これは常に頭の中にありました
簡単に出来る事では無いが、必死で考えたよ
 ・・・まぁ、そのせいで期待を裏切るような事もけっこうあったけど





と久しぶりにメガゾーン23を見て、そういう事を思いだした

ラストの月の防衛システムADAM(アダムとは呼ばず、エーディエーエムという所がかっこいい)
今見てもゾクゾクする

しかし、ああいう不良共は共感はしない、死ねばいいのに