制作記．エグゼクティブへの道

 

私が制作に係わったゲーム（２）

思い出メモ

発売日、１９８７年１２月

ハード、ＰＣ９８

価格．９８００円

いきなり、社長の方針が変わりました

「もうエロは作らない、真面目なゲームを作るぞ」

「えっ・・・」

という訳で開発されたゲームがコレ

当時、トップマネジメントというビジネスゲームが光栄から出ていたので

たぶん、それをイメージして作った物だね（無茶する・・）

なお「エグゼクティブへの道」

動く現物が無いし、ネット見ても情報がほとんど無い

プレイした事のある人なんてほとんど居ないだろうし

作った私もほとんど覚えていない

・・・手元には、マニュアルだけ残っていた

登場人物の名前、突っ込み所満載
（社長が考えたんだよ、私じゃないよ）

こんなゲームでした（たぶん）

（株）データベース、経営が悪化して倒産寸前

そこに、親会社より取締役営業部長として貴方が派遣された

４つの事業部を再建させ、さらに社内の派閥抗争を止めろ

１ヶ月単位の行動（計２年間プレイする）

第１事業部の指示（ビジネスパソコン販売部門）

第２自供部の指示（ホビーパソコン販売部門）

第３事業部（受託ソフト部門）

第４事業部（パッケージソフト部門）

ＡＤＶパート（派閥関係者と会合、女の子誘って恋愛？）

で、どこかの事業部が破綻したらゲームオーバー

最終的に２年間過ぎるとラストイベント取締役会があり、

そこで解雇されるか、次期社長になるか・・

ここまでの事業成績や、派閥関係者との関係などで投票が決まる

そんなゲームでした（たぶん）

４００ラインモノクロで、数字ばっかりの画面の渋い雰囲気です

総監督は、社長(先代ね）が自らしています

全体の仕組み、シナリオ、設定、全て社長です

私は、ＡＤＶ部分と、２つの事業部のゲーム部分

で、ＷＡＯさん（同期入社）が２つの事業部を担当してたかな　

この事業部は、それぞれ別の経営ゲームとして作られています

仕組みやルールは別なので４つのミニゲームがある形だね

・・・まぁ、当時の私なんでチャチな作りだったと思う

後、じゅらさん（女の人）が絵を描いていたかな・・

ＹＵＫＩＭＩさんはＣＧでいてたかなぁ・・

めんちゃんもいたような・・

うん、曖昧です

この娘達がヒロインかな・・

ビジネス物だから、島耕作みたいなノリかな

---

発売後、とある雑誌にちょこっと載ったのだけど

ぼろっかすかかれていたなぁ

そこに書かれていた事で印象に残っているのが

数字が無茶苦茶、特にソフトの販売本数が数百本て有り得ない

これを作った人は、パッケージソフトが平均してどれだけ売れるか知らないのだろか？

とか・・

「えっ、ソフトて数百本売れたら、すごいんじゃないの

　おかしいの？　この数？」

と当時の売れないメーカーの私の感覚でした、アハハハ

---

いやぁ、売れてなかっただろうね・・

出荷されたのは何本だったのだろう

それに、きっとバグだらけだったと思う、うん、よく覚えて無い

いろいろ都合が悪いから忘れている

まだ、アルバイトだったしな

ちなみに、この開発で私が作ったＡＤＶ処理ルーチンを社長が

「これは使える、使い回して何か作るぞー」

ビジネス教育学習ソフト？　みたいなのを作った

「始めてのテーブルマナー」

「女子社員の活かす法」

とりさんがメインでシナリオ書いたのはこれが初のはず

もちろん、社長（先代）が率先して作った物だよ

・・・女子社員の活かす法て、まぁ、当時の感覚かな・・

今だと怒られそう

資料

　　ネット上で画像とか全然見つからなかったけど

　　ｏｌｄＧａｍｅＤａｔａベースというサイトに少しあった

　　→　　エグゼクティブへの道

　　びっくり、こっちは、YouTubeに動画あった・・

　　→　　女子社員を活かす法