私が制作に係わったゲーム(1)
思い出メモ
発売日.1987年11月
ハード.MSX2
価格.4800円
チャンピオンソフトに入って最初に作ったゲームです
社長にMSX2とPC88用のレモネード創刊号「さらわれた美樹ちゃん」を渡され
「MSX2でもゲーム出す事にしたから、これを使って何か作って」
と・・
入社したてのバイトにいきなりである。
MSX2?使った事ないです
CG素材の大半は、「さらわれた美樹ちゃん」の物を使い回しだが
数枚は新規で発注して良いとの事
PC88の画像をMSX2用にコンバートするプログラムは
誰か外部のプログラマーが用意してくるとの事
OSもろくに無い時代だったから機種間のデータやり取りだけで大変だったんだよ
スタッフは、基本 私だけね
当時は、パソコンゲームは一人で作る物だったので
私、N88BASICしか使えない
アセンブラ・・ほとんど分かりません
ゲーム作りたいだけで技術力ないです
そんな私ですが、若いし世間知らずなのでへっちゃらです
MSX-BASICをマニュアルを読みながら
ぺちぺちと力技で作った
幼稚な処理だけど・・てへてへ、動けばいいよね
プログラムの中身は・・こんなのだ
print "どうする?"input a$;if (a$="ミル ソウゲン") goto 110:if (a$="ハナス ハニワ") goto 150;print "ワカリマセン";goto 10;
・・・はははははははははははは
CGの読み込みも、音楽を鳴らすのも、BASICの標準コマンドだったかな
当然、CGはノン圧縮データだったはず
いや、音楽あったかな・・このゲーム、BGMなんて豪華な物は無かったかも
唯一の社員さん、ゼータ編集長もしていた人真面目でやさしい人だったなぁ
タイトルを決めるのも先輩だったし・・
パッケージの絵も先輩の発注だったかな・・
箱、マニュアル等も・・
当時の私は、何も分からないバイトなので
みんな任せっきりだったな
ああ、そうそう、まだ卒業してない時期だから学校に通いながら作っていた
とにかく完成し、パッケージになった
うれしかったなぁ
ところで何本売れたのだろう・・・
下っ端のバイトだったので知らなかったな
というか、本数がどうたらとか採算とか
当時の私は、まったく考えてなかっただろうな
・・・たぶん、100本ぐらい
このゲームは、コマンド入力式型アドベンチャーです
キーボートから直接文字を打ちタイプね
"ミル ソラ"
"open door"
とか・・・
当時、すでに「オホーツクに消えゆ」が発売されており
アドベンチャーゲームは、コマンド選択式が流行始めていたのに
何故かというと
まぁまぁ、それしか作れなかったからだろうな・・たぶん
ゲームとしては・・・
無茶苦茶な内容で解けるというか遊べるレベルじゃないな
自分で言うのもなんだが、酷い出来
まぁ、当時のアドベンチャーは、こんなの多かったけど
・・・ └|∵|┐ てへ
時代が俺を救ってくれたのだ
注釈.昔の事です、うろ覚えです違っている事、勘違いしている事があるかもしれませんが・・まぁそういう事で
この頃のリトルプリンセスの美樹ちゃん、シィルの原型っぽくも見えますね。
返信削除絵柄が普通に可愛いし、塗りだけ今風にすればそのまま通用しそうなのがすごい
コマンド入力ゲー、懐かしいですね。どこのソフトか忘れましたが攻略してハガキ送ってアドベンチャーゲーム1級の表彰もらいました。
返信削除バンパイアといっしょに最近プレイしたのですけれど、初のコマンド入力ゲーの自分が冒険してる感には驚かされました。大変良い経験でした。出来はまあ、バンパイアの前座と考えれば・・・ただ、だし。アリスファン有志の有難い方々にも何か手軽に貢献出来ればなあと思うところです。
返信削除この作品自体は、
返信削除”『LEMONADE創刊号 さらわれた美樹ちゃん』(PC-88用)をMSXに移植したコマンド入力式アドベンチャーゲームです。”
という事なのでTADA氏は移植を1人で担当したという事ですよね。
創刊号がいきなり道で始まるのに対してプロローグが付いてるので内容+αの移植作ですね。