2023年7月13日木曜日

3回目のゲームチェンジ??


 

なんとなく思った事・・つらつらと


長らくエロゲー業界に居た
そこそこ成功したと思っている
 
私が凄かったという訳では無い
タイミングがよかったのだ

あの時期に始めたからこそ
私なんかでも勝負出来たと
運がよかったとも言えるが、運とはタイミングである

タイミングが全てなのだ

既に市場が出来上がっている業界では・・
新規の会社は勝てない
普通の新人も勝てない

ノウハウや知名度、市場占有をしている先行している物に勝てない
食い物にされるだけなのだ
後から参入した者が勝つのは難しいのだ



だが、たまに・・
新規の会社、普通の人も勝てるチャンスが巡ってくる
それがゲームチェンジ
その世界のルールが変わる時である




1980-1990年代
アニメ絵、女の子絵、いわばオタク的な物は
ほんと忌み嫌われていたというか
ガキっぽいとか、暗いとか、気持ち悪いとか、オタク差別されていた
恥ずかしい物という扱いだった

「いつまでも子供っぽい、そんなの大人が夢中になる物では無い」
大企業やまっとうな会社の上層部のおじさんは特にそうだっただろう

しかし、
時代は変化した、オタク的な物をみんなが使うようになった

そう、世の中の趣向が変化したのだ
ゲームチェンジが来たのだ

私と私の会社は、このタイミングを掴めたのだ
凄腕のライバルも大手も居ないので、
完成度が低くても、下手でも売れた
その間に成長する時間を稼げ大きくなれた
ブルーオーシャンだったのだろう





2010年代
またゲームチェンジが行われた

かっては、ゲームチェンジのチャンスに乗り成功した私だったのだが・・
この時には、もう旧勢力の立場になっていた
現状を維持したい、この状況を失いたくないと

そう、新しく現れたのは
ソシャゲー、ガチャ課金、基本無料
「なんと品の無い売り方だ」
「麻薬漬けみたいで邪悪だ」
この時、私は、これらを見下した、敵視した
こんなの正しい訳が無い、絶対に消えると
 
そうだね・・うん
かって、アニメ絵や美少女絵をバカにして見下していたおじさん達と一緒だよね
失う物が怖くて、乗り換えの自信が無いから、理解出来ないからと否定して、
・・タイミングを逸した

そんな最中、昔の我々のような失う物が無いチャレンジャー達が
大きな会社となり、数多の成功者も生み出した
彼らは、このゲームチェンジにうまく乗ったのだ
 
 
 
2030年代
そして今、またゲームチェンジが起こりそうだよね
 
1990年はオタク文化的な変化
2010年は売り方の変化
そして2030年は作り方の変化

そう、AIを使った開発だ
 
私がかって経験した2回のゲームチェンジの時期と
同じような感じがする
 
肯定する人も否定する人もいるし
可能性も感じるが、全然駄目な気もする
法的、感情的に問題を感じる
 
きっとゲームチェンジってこういう時なんだろうね
まぁ、後になってからしか分からないけど
 






「自分は出遅れた、産まれるのが遅すぎた」
「もうチャンスは無い」
とか、つい思っちゃうけど
 
けっこう、ゲームチェンジみたいなチャンスは
20~30年に1度ぐらいは来ているのかもしれないね