2022年8月4日木曜日

10年後に必要とされる産業を考えてみた

ビジネスプラン、事業計画


少し先の未来
10年後か・・30年後・・・

機械化、AI化、自動化
技術の発展で多くの仕事が効率的に行われるようになり
小数の優秀な技術者が管理コントロールするだけでよくなった

その結果・・
多くの人が職を失った
無用者(無能者では無い)になってしまった

失業率が上がると・・やばい事が起きる
人は、誰かに必要とされている、役に立っているという感覚が無いと心が病む
社会に不安を持ち、反社会的な行動を起こし治安を悪化させる
また、何もする事が無いと
早々に寝たきりや認知症となり医療費に負担をかける存在になりかねない

適度な仕事(やるべき事)が無いと、人は壊れるのだ
そして国もやばくなるのだ

なので現在でも国や自治体は、
無用者になんとか仕事を工面する事になる

  • 本当は必要が無い公共事業
  • 無駄な手続きを増やして増やした事務作業
  • 存在価値が無い部署など
  • 使えない高齢者(老害)を解雇させない

その人に仕事っぽい事をさせる為に多大な無駄が発生している
本音は・・
「何もしなくていい、お金は渡すから、遊んで消費だけしてくれ」
「効率良く作業したい俺達の邪魔や足手まといにならないでくれ」
「家でじっとしていてくれ」
「君に出来る事なんて本当は何も無いんだ」

こう思っているが、それは言えない
自尊心が傷付いた人間は暴走するし壊れるのだ
危険、危険



そこで・・
新ビジネスプランを思いついたぞ

この事業はイケる、一大産業になる
なんせ、これから仕事が無い無用者がいっぱい増えるからね

事業内容
国や自治体からの委託を受け、無用者に仕事ぽい作業を提供する会社だ

実際には何の生産性(価値)も無い作業で良い
ただ、やっている本人がそこそこ充実と満足感を感じてくれたら良いのだ(たとえそれが勘違いでも)

そして、その対価として給与を出します
国としてはベーシックインカム的に金だけ配っていても良いのだが、
大事なのは無用者の満足感なので、作業の対価で配られているという形が必要なのだ

作業は、全て在宅勤務
パソコンとかスマホで行います

週5日勤務
会社のサイトにログインして
1-2時間の日課的なルーチンワーク
チームのメンバーとミーティングしたり挨拶したり
なんらかの仕事(ミッション)がありますが、
当人にとって丁度良い目標になるように調整された、少し頑張れば越えれる壁です

やればやっただけ報われます (重要)
日課作業は小さくても必ずプラスになる (重要)
適度なランダム性により大きな刺激や報酬を与えて飽きないように作られています

こういう職場(働く会社)を無用者に提供するのです
自分の居場所(求められている感)、仲間
単調だが確実に成果が出る仕事
その結果で報酬が貰える(ベーシックインカム的な給付金)

そう、今もそれっぽいのあるよね
みんなが毎日やっているソシャゲーだ
あれって、ほとんど仕事だよね
単調だし飽きるけど、積み重なる物があるから続けちゃう
ギルドとかにいるとそこそこ使命感も感じたりするし



今のソシャゲーは
ユーザーから金を取る仕組みだが

これを逆転させて ↓

ユーザーに適度な作業とお金を与える仕組みにする訳だ


この職場(ソシャゲー的な物)は、
嫌になったら別の職場に移るのも自由だし
それぞれ個別の能力により、参加する職場(ソシャゲー的な物)もいろいろあったらいい
頭の良い人、若い人には、それなりに難しいミッションがある高難易度の物
年配者、頭の弱い人には、単純でわかりやすい作業的な物
それぞれがちょうどよいやりがいを感じられる作業なのが一番
ビジネスぽいのでも良いし、まんまんRPGのようなゲームでも問題無い
戦争や殺し合いとかも仕事でいいよ


国のメリット
大量に発生する失業者、無用者が叛乱を起こさないように
適度な満足感が得られる仕事を与え、お金を配る事が出来る

1割のエリートのメリット
余った労働者(老害など)に無理に仕事をさせる必要が無くなり、効率良く仕事が出来る

9割の無用者
この職場(ソシャゲー的な物)に、自分の使命、仕事、やりがい、として認識するようになり
自尊心を満たされ安定する
実際にデータだけの物、ゲームみたない物と分かっていても
たぶんその環境に慣れて、これはこれで適度に満足出来るようになるはず



こういう架空職場(ソシャゲー的な物)を提供する会社が
将来発生するんじゃないかな

国は、人口10%ほどの一部のエリートだけで運営されて
残りの仕事が無く無用者となった90%は、この架空の仕事をする事でベーシックインカム(給付金)を受けて生活するのだ
これにより社会が不安定にならない

90%の人口分の需要があるんだから未来の成長産業だよ
サイゲームズとか、こういう分野のトップ企業になったりして・・


 ソシャゲー的な物は、虚無感も強く、あれが娯楽と考えると厳しい点も多いが
日々の日課、ちょっとした作業、仕事的に考えると
実に丁度良く満足感も感じる物なんだよね
 (ポイントは、必ず成果が出る、成長していく)
こういうのが本当に将来の仕事的な存在になり、人生の多くを占めるように事になるかもしれないね




15 件のコメント:

  1. ちょっと上等なB型事業所みたいな感じですかね。
    管理する側の弱者へのイジメと弱者同士でもヒエラルキーが出来てイジメがあるそうです。
    今のニート?無職?は働きたくないだけじゃなくて人と関わりたくないほうが強いので仮に在宅勤務でメールやラインのやり取りだけでもキツそうです。

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  2. 星新一のショートショートにありそう

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  3. 大人のキッザニアみたいなのがあれば良いのですが

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    1. いいですねー、私もいろいろな仕事をやってみたい
      人生は1度なのに同じ仕事ばかりってもったいないよね

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  4. さすがと言わざるを得ないw

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  5. 共産主義っぽいですけども、
    1割のエリート=共産党員
    9割の無用者=一般人民
    でも共産主義とは違うような気もするので、もうちょっと考えてみます。

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  6. それ考えたことある。
    無用者がゲームすることでお金が入るシステム。
    テレビ画面の中のアバター操作して、掃除したり、ゲームの中で宅配したり。
    テレビ画面越しに操作してるのは実は金持ちの家の中で高性能なロボットで、クエストやらなんやらをこなしているのは実は家事や雑務。
    プライバシーや家具といった現実のものは全て仮想現実でファンタジーなものにAIが自動変換するような。
    遊んで金もらってるつもりがいつのまにか働いていて、いつのまにか自分もロボット買って家事を任せきりになって、、、運営は最終的には。。。見たいな。

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    1. それ面白いですね
      本人は気が付いていない(遊んでいるつもり)が、誰かの役に立っているっていいなぁ
      戦争とかのドローン操作とかも、そんな風になったりとか

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    2. 知らず戦争に加担してしまう、マージナルオペレーション的な。なまじ優秀な才能を秘めた無用者が戦果を上げた後真実を知ったら鬼が誕生しそうで怖いっす

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  7. ホモデウスのその先ですね。

    結局のところ一番の仕事であり、革新をするわけでもない一般人(無用者)が担当するのは人のケアになるんじゃないかと考えます。AIは結局体温を供給できないから。

    ソシャゲ的なものよりむしろマッチングアプリ的なもので、
    無用者同士が慰め合う、というとニヒリズムが過ぎますが、
    仕事を発注し合って生きていくんじゃないかと妄想しております。

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    1. 手の平の暖かさというか、手を添えられると安心出来るとかの感覚は、ロボットじゃ出来ないだろうし、確かに人じゃないとね

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  8. パットンLOVE2022年8月6日 15:25

    今の世の情勢的にも在宅ワークはありがたいですね..

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  9. みんなそんなに仕事がしたいのか
    40代でセミリタイアして健康維持を最重視しながら気ままに
    暮らしてるけど、自尊感情は満たされてるし社会への参加も気にしたことがない
    なんにもやらない事が自由に選べる毎日がただただ楽しい、そういえばソシャゲとかの期間ノルマのあるゲームも全然好きじゃないや

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  10. 刑務所で受刑者に家具作らせたりするのが近いかと思ったけど、ちょっと違うか。
    高齢者施設で内職させる、とかの方が合ってるイメージでしょうか。

    いずれにしても、お上が政策化した時点で中抜き業者が入ってきそうなのが何ともですね。
    国民100%が善人の前提なら、共産主義化が最も合理的という。

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  11. 自由に仕事を選ぶ権利は社会主義制度の中でしか起こらないかもしれないと思っていた。


    どんなに人に必要とされない考えを起こさないようにすることが大切ですたとえ私が今仕事をしていても私が仕事でアイデンティティを得られなければ私は病気になりますし、その心は基本的に情熱とやる気を喪失させます。

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