思い出メモ
発売日 1994年12月
価格 6800円
ハード PC98
監督.ゲームデザイン.TADA
イラスト.Min-Naraken、YUKIMI、ぷりん
この前年度に制作したランス4は、
自分達の力を過信し背伸びしすぎて失敗した
その反省を元に気持ちを切り替えて作ったのが闘神都市2
- 技術的、能力的に自分達が出来る範囲で作る
- 基本に忠実なゲームシステム
- 凝りすぎない物語
- 最初からHDD専用で作る事で余裕を持たせた開発
結果、実にバランスの良いRPGが完成しました
販売後の評判も良くアリスソフトを一段階引き上げてくれた作品になった
うーん、満足。
作ってよかった一作です
今回、久しぶりにプレイしています
闘神都市2は配布フリーで公開していますし、kichikuouさんが作った
鬼畜王onWebで快適にプレイ出来るよ
オリジナルより文字が綺麗だし、拡大表示も出来る、さらにバックログまで付いている、凄い
ゲームシステムについて
アナログ16色でかかれたドットマップ、むっちゃ綺麗です
この後、より解像度が上がりポリゴンとかでも描かれたマップも登場しますが
私的にはRPGのマップとしては今でもコレが最高と思っています
主人公が歩くマップ、横にある拡大地図
表示バランス的にも完璧に近い、実に見やすい
マップってリアルな映像を求めるのは何か違うと思うんだよ
位置関係、何があるのかなど情報視認がちょうどよく分かる表示がベスト
マウス操作も本格的に取り入れています
この頃から、マウス操作というのか始まったな(まだWindows95は発売されてないけど)
・・・ぶっちゃけキーボードやジョイパッドの方が使いやすいのだけど
後、ランス4に引き続き色合いが好き
このザラッとした落ち着いた雰囲気
ゲームだけでなく、家電や、パソコン、スマホとか・・
いろいろな物が技術進化により最新型が凄くなっていくが、どこかの段階で
最先端の技術を追いかけるより、そこよりちょっと前の安定した技術で完成度高く作られた物っていいよね
闘神都市2ってそんな感じのイメージを自分では持っています
物語について
何作もゲームや物語を作ってきた
闘神都市2より、複雑で深い物語、長くて壮大な物語、キャラが魅力的に書けた物語なども
しかし
この闘神都市2の物語が娯楽品として一番完成度が高いと自負している
なんというか、シンプルで分かりやすくて、
多くの人に理解してもらえる物語になっている
長さも割り切りもちょうど良い
1作で綺麗に完結している
何作もクリエイターとして物語を作っていると
やっぱりどれも良い作品にしたくて必死で頑張るんだよ
こんなシンプルでは駄目だ、これでは恥ずかしいとか
見た事の無い物語、新しい事をしないと
単純な物語に感じて不安で不安で・・複雑にしてまう
また、続編や既存のユーザーへの期待に答えようと
いろいろな設定などに縛られてしまう
ちょうど良い物語というのは
少し肩の力を抜いた状態の時に作れる物だと思うんだよ
この闘神都市2は、私にとってそれが出来たタイミングだったんだなと
また、自分がテキストを書くというのをほぼ放棄した最初の制作だったのも大きかったかな
それが良い割り切りにもなったのだと思う
それまでは、自分で物語を作り、自分で文章も(下手ながら)書いていたけど
今作からはラフテキストまでにして仕上げは文章が上手な者に任せる形にしたので
葉月
うん、いい娘や
アシカちゃん
かわいいーー、おぼこい
闘神都市2は人気が出たのでアニメにもなった
1人で脚本、原画、監督を熱意ある人がしてくれた(ランス5Dの織音みたい)
小説にもなった
なんとイラストが田中ユタカさん、大ファンです、うれしかったー
この人のエロ漫画はたぶん全冊持っている、和姦物は普通買わないのだけでこの人だけは別
その後・・・なんと20年後
コンシューマー(3DS)になった
さすがに20年後なので、いまさらと驚くべき所だけど
御影さん(イメージエポック社長)が、お気に入りのゲームだし
自社のスタッフにJRPGとはどういう物か学んで欲しかったので
移植の対象に選んだとか言われて嬉しかったな
古いけど、ちょうど良いサイズ感、物語作りとかが評価されたんだろうなぁと
戦闘システムは20年前のシンプルな殴り合いはなんなのでと
かなり工夫された戦闘システムに変更となったけど
これほんと良く練られたシステムだったので後々参考にさせてもらったです