2023年1月12日木曜日

ゲーム改造について思う事



少し前に戦国ランス-ルドラサウム大陸版-を紹介させてもらったが
こういうのほんと好き


ゲームってプレイするより、作る方が面白いよ
しかし、一から全て作るのは無理というかハードル高すぎ

なので、出来る範囲で作る醍醐味を味わえるのが改造という遊びだ
すでに完成しているゲームの一部を改変して自分好みにプログラムする
好きなゲームでも不満な点や、もうちょっと変更したいポイントは必ずある
少しいじって、それが動くのを確認出来たら最高に楽しい

好きこそものの上手なれ

実際、私もプログラムはゲーム改造で覚えた
ヨーロッパ大戦、信長の野望、連合艦隊の栄光など
PC-8001でBASICで作られていたゲームとかを

そうそう、当時はカセットテープで遊んでいたし、本体RAMも32Kとかの時代だったので
少し改造したら、すぐにメモリーオーバーで動かなくなったりしたのだ
そんな時・・フロッピーディスク(2D)の存在を知り
これをパソコン本体に追加すると大容量の320k使えるそうだー
やったー、これだとメモリーオーバーにならずにヨーロッパ大戦とか大幅改造出来るぞーと勘違いして高いフロッピードライブを無理して買ったなぁ
 (当時はカセットテープなので、保存容量という概念が分かってなかった・・とほほほ

しかし、そんなソースコードが丸見えで改造が簡単だったBASICの時代はすぐに去り
アセンブラや高級言語でコンパイルして作られたゲームになると
解析不能となり改造なんて出来ないようになってしまったけど

個人的には、それがすごく嫌で(楽しい遊びが出来ない、and、プログラムの楽しさを知るきっかけが失われる)
もっと改造やゲームプログラムを遊んで欲しいという気持ちで
アリスソフトの開発キットを公開したのだったな
改造元になるようにとアリスの館456では昔のゲームのソースコードも付けたし

ただ・・そんな改造プログラムを推奨しつつも、自身が作ったゲームを無敵化とかで台無しにされたら嫌だなぁと
数値書き換えされにくいように仕掛け入れたりとか・・、
ソース見られたらネタばれになっちゃうから暗号化したりとか・・
相反する事もしていたなぁ
いじって欲しいけど、1回も遊ばずにいじられたくないというか・・あににゃにゃ

ランス6,戦国ランス、ランスクエスト、GALZOOとかは
発売後も追加機能やバランス調整してアップデートをいくつかしていたけど
あれって、ユーザーサービスという面もあるけど
私自身がゲーム改造(いじり)をしたいから続けていたという半面も・・てへへへ
楽しんでいたのだ


そう改造は面白いのだ
暇さえあればいつまでも改造を・・(嘘です、改造も遊びなので、当然飽きていつかやらなくなる




しかし・・改造遊びは簡単には出来ない


メーカーは元よりソースコードを隠し改造しにくくしているし
相当高いプログラムの知識が無いと出来ない

私が改造で楽しんでこれたのは、自分がソースコードをいじれる立場だったからで
そんな環境ならともかく、普通のゲーム好き程度では無理

一部の高レベルのプログラマーさん達だけの遊びにしか成らなかった


だが、海外のゲームってやっぱ先進的だよね
Hoi4とかシミュレーションゲームはmodが標準で作れる設計になっている

もともと今のゲームの開発環境は、プログラマーがバリバリに全て組んでいる訳では無く
そのほとんどは、スクリプトという形でプログラム知識があまりないゲームデザイナーなどが作っている
ぶっちゃけ、このスクリプト部分の仕様を公開すれば
多くの人がゲームを改造して遊べるんだよね

この部分を解放、使えるようにしてくれるだけで全然違う
面白い可能性が一気に広がるよね

根本的な所でゲーム(ホビー、おもちゃ)とは何かと考えると
遊びなんだよね
積み木やおもちゃに決まった遊び方以外したらいけないなんてルール無い
プラモも説明書通りに作らないといけない訳じゃない
ゲームだけ「俺の作った完成品を黙って遊んでおけ」というのは変かもしれないね
もっと自由で遊べる、素材みたいな物でいいのかも


メーカーにもメリットがある
どんなゲームも、いずれ飽きられる
話題も長続きはしない、クリアしたら終わりだ
だが、ユーザーさんが遊んで拡張仕様を公開してくれたら継続的な変化が作られるかもしれない
modを遊びたいが為にオリジナルのゲームを買ってくれるかもしれない


たらればというか、もっと前に余裕を持って
いろいろなゲームを遊び、Hoi4とかのmod文化に触れていたら・・
ランス10とかこういう仕組みで作る事を考えたかもしれないな・・