2019年6月6日木曜日

雑案.死に際演出会社

ハッピーエンドの人生を送りたい
不本意なラストは嫌なので
こういう会社があったらいいなぁ

ひとつ怖い事がある
身体を壊し、痛く不快な状態で生かされ、苦しみの中で死んで逝く
脳が壊れ、不安と猜疑心の中で生かされ、狂気の中で死んで逝く
生きる気力失ったのに、だらだらと漫然と生かされ、身体か脳が壊れてから死が許される

怖い、いやだ、いつかは誰だって死ぬのだけど
こんなゴールいやだ
最後がハッピーエンドと保証されているからこそ
人は人生を楽しめると思うのだよ

安楽死すら許されない日本ではまだまだ難しいだろうが
こんな会社があれば儲かると思うんだけどなぁ


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[死に際演出会社]

■趣旨

死を望んだ者が、その人が望む理想的な死を迎える事
苦しまずに逝ける
死の時期を自分で決めれる


■手順、ルール

そろそろ死にたいなぁと思ったら会社と契約する
xx年xx月xx日と希望日を決める
遺言、遺産分配、等を行う

予定の日になれば(プランにより数日、数週間前からスタートもある)
本人が依頼したプランにそって演出が行われる
場所、出演者、演出、まぁ、演劇です
望む最後のシーンを体験してもらいます
何らかの薬で安らかに死んでいく
死んだ後の法的手配とか、墓等もやってくれる

■各種プラン

10万円から1000億まで多種多様なプラン

美しい病室、海辺の海岸、日の出、夕方、晴天等、望む場所でゆっくり最後

自分を愛してくれる好みの異性(もちろん役者)に囲まれ、悲しまれて死んで行く
ハーレムとか、腹上死とかも

脳を破壊するような強度のドラックで、生きている時には決してみれなかった不思議体験をしながら

思い出の映画やゲームなどを見ながら、エンドロールの最中にゆるやかに死んで行く

オーケストラや歌手を雇って、自分一人の為に演奏してもらって、それを聞きながら死んで行く

各種ドラマのごっこ的な死
好きだった映画等のかっこいい死を追体験
「ここは俺に任せろ」とかいって爆弾の起爆装置を押す役
「地球かなにもかもみな懐かしい」と沖田艦長ぽい死
何かと戦って真っ白に燃え尽きた(気持ち良く疲れた状態)と死んで行く
切腹とか、キリスト十字架の際限とか

金さえ積めば、馬鹿みたいな大げさなセット、すごい役者、豪華な演出を出来る
本人の希望(アイデア次第)


■各種制約

本人のみが契約出来る
瞬間的な感情の場合もあるので、1年間は保留期間となり、1年後に本当にしますかと確認する形でもいいかな

次の人は利用出来ません
 未成年
 ローン残高がある人
 服役囚


死刑囚も死刑の手続きとしては利用出来ない
彼らの死は権利でなく罰なので演出もなく淡々と行われる


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今、日本では老後の不安が語られる事が多い
年金が出ない、お金を貯めないととか・・
だが、その不安の多くは自分がいつまで生きるか分からないから来る所が大きい

老後、財産が100万きったら安楽死しようと決めれたら不安は無くなる
お金もガバガバ使えるようになり、経済も好転するし
けっこういいと思うんだけどなぁ

いろいろな問題があって無理だろうなぁとは分かってはいるが
いつ死ぬかの自由は欲しいなぁ、この自由が無いと
生きるという事は、生きる権利ではなく、生きないといけない義務だろうし

あっ、私、死にたい訳じゃないよ。
これからの人生を楽しんで生きていきたい、だからこそ最後の安心は欲しいな