2021年6月3日木曜日

制作記.DPS

 

私が制作に係わったゲーム(6)
思い出メモ

DreamProgramSystem

発売日.1989年12月
価格.5800円
ハード.PC98.PC88

はい、エルフのぴんきぃぽんきぃ(1989年7月)のマネだね
短編のエロストーリーが3つ入ったオムニバス形式です
DOさんもDORとかいうシリーズを出したし、他にも何社かやっていたかなぁ

当時のパソコンは、2ドライブ搭載が普通だったので
ゲームを動かす際は、2枚のフロッピーからデータが読み出す形だった

この2ドライブのイメージをうまく使えないかなぁと・・
1ドライブ目に共通のシステムが入ったフロッピーがあり、
2ドライブ目に専用のシナリオが入ったデータを入れたら、それが立ち上がる形です


ゲーム機のカートリッジぽいの、そんなイメージでした
なので、DPSのパッケージは、4枚です

 起動DISK
 個別のシナリオDISK
 
1ドライブに起動DISKを入れて
2ドライブにいろいろなシナリオDISKを入れる



ディスク自体がゲームカートリッジのイメージ
5インチは、あまりそれっぽくないのだが、3.5インチだとそれっぽいよね




DPS 1989年12月


プリンセス・ファンタジー
なんてったって芸能人
いけない!! 内科検診

DPSの形は、PC-エンジンをイメージしています
PC-エンジンのコアシステムの考え方とかかっこよくて好きだったなぁ
まぁ、CD-ROMぐらいしか追加されなかったけど

なお、この企画というかシステムの会社としてのポイントは
私がしなくても商品が作れる体制を構築するという所でした

私の方で、大枠の設計、システムが出来たら、
後はライターと絵描きに任せておけば量産が出来る
そして、その間に、私は新規企画をする
と・・・

なので、私が作ったのは、システム全体と
ひな形となる1本「プリンセスファンタジー」だけだったりします



DPS-SG 1990年8月



家庭教師はステキなお仕事
Fahnen Fliegen
信長の淫謀

共通化で作ろうとしたが、最初に作ったのは仕組みの穴や共通化の問題点が多すぎて・・
さっそく共通化の仕様変更で作ったのがコレです
同じシステムでSet2.Set3も動きます

タイトルがDPS-SGになったのは
はい、そうです PC-エンジンSG(スーパーグラフィックス)をイメージしています


DPS-SG set2 1991年4月


ANTIQUE HOUSE
朱い夜
いけない内科検診 再び

この辺りになると、私は完全にノータッチ
みんな頑張って作ってねーと応援する役職です

└|∵|┐♪


DPS-SG set3 1991年12月



しんこんさんものがたり
卒業
Rabbit P4P


DPSのシナリオは、夢で見るという仕組みなので
開始時に立場が選べたり、いくつかの分岐がある作りでした
まぁ、当時はある程度のプレイ時間がかかるように作らないといけないので
今となっては無駄と言えるような謎フラグとかもあったな・・
( 簡単に解けないようにする為に・・ )



DPSシリーズ
これらは、商品としては若干地味かもしれないけど
アリスソフトにとっては、とても重要な位置を占める商品群だったよ

DPSの御陰で当時の販売バランス(ラインナップ、売り上げ)が取れた

DPSの御陰で私が新作(ランス2,闘神都市、ランス3)に集中する事が出来た

アリスソフトにとって縁の下の力持ちみたいな存在でした


8 件のコメント:

  1. 「DPS全部」でまとめて遊んだのですが、なるほど業績貢献のコンテンツだったのですね。
    当時の雑誌、テクノポリスでMINさんのキャラを見たのがアリスにハマる切っ掛けだったと思います。懐かしいです。
    しかし、パッケージにせよフロッピーにせよ、大事に残っていますね。5インチとか現存するんだ。

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    1. あ、すみません。写真は3.5インチのフロッピーですよね。
      5インチの現物もTADAさんのお手元にはあるのかなと。
      (5インチで販売したものってあるんでしょうか)

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    2. この写真、会社(ハニービル)に侵入して保存されていたのを撮りました

      個人で持っていたのは、さすがにもう無いな・・

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    3. 多分家にX68kの5インチ版フロッピーが残って居るはず

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  2. ああ、SGってそういう・・・
    なんで当時気づかなかったんだろ

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  3. DPSSGは MSX2のインターレースで98みたいなグラフィック出しててびっくりしましたね いつも他機種よりしょぼい画面のゲームばかりだったので
    MSX2だと元ネタのSG(スーパーグラフィックス)の名に恥じませんでしたね
    誰があのグラフィック処理方法思いついたんだろう

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    1. そういえば、そうでしたね
      インタレース機能だと少しチラチラするけど縦の解像度が2倍になるので、98とかと同じぐらいの表示が出来たんだよね
      あの機能は、RPGとか書換の多い物には向かないけど、一枚画のDPSみたいなのにピッタリでした

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  4. 多分、全部買わせていただいたはず。5インチ機所有だったのに、間違えて3.5インチ買って遊べなかった思い出があります。

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